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【腰痛の方必見】日常生活で気をつけることは?セルフケアについて解説!

  • 腰が痛いけど普段気をつけることは?
  • 悪化するのが怖くて安静にしてるけど良い
  • お風呂とか布団とかどうしたらいいの?


こんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか?


普段の生活にも気を配ることは大切です。


自分で体の管理や生活を管理できないと、いくら病院で治療しても大きな効果が得られなくなってしまうからです。

管理人について

わたしは14年目の理学療法士です。現在は病院のリハビリや在宅での訪問リハビリをおこないながら、各町内会の介護予防教室で指導なども行っています。地域を回ると腰痛で悩んでいる方はとても多いのでこのサイトを立ち上げました。


この記事では、腰痛持ちの方で普段気をつけることについてわかりやすい表現で解説しています。

読むメリット

  • 生活で気をつけることがわかる
  • 自分で体を守る力や知識がつく
  • 予防や悪化防止につながる


自分の腰の状態に合った生活を取り入れることで、自分の体を管理する能力がつき、症状の悪化や痛みの軽減につながります。


目次から気になる項目を自由に読んで下さい\(^o^)/

安静にした方が良いのか?

結論から伝えると、急性期(痛くなりたてで、めちゃくちゃ痛い時期)の痛みが落ち着いてきたら、安静にしすぎないでなるべくいつも通りに生活しましょう!

体を安静にしすぎると、

  • 筋肉が固くなる
  • 関節が固くなる
  • 腰椎周辺の血流が不足する


以上のことが体の中で起こります。

筋肉や関節が固くなるのはわかるけど、血流不足はなぜいけないの?

佐藤

血流が悪くなると、痛みを起こす発痛物質を洗い流すことができなくなって、いつまでも痛みが和らがないからだよ。


腰痛治療の原則は、

薬の内服、腰椎伸展運動、自重牽引などによりできるだけ早くから可能な範囲で体を動かし、早期に疼痛を軽減させることです。いつまでも安静にしていると、かえって回復が遅くなることが研究で明らかになっています。

引用元:腰の激痛 治し方大全P178


佐藤

つまり、ものすごく痛い時期が過ぎたら少しずつ出来る範囲で動きましょうということです。


いきなり普段の生活に戻すと腰痛が悪化する可能性があるので、ストレッチを取り入れるのもおすすめです。

ストレッチについてはこちらの記事を参考にしてください。

【自宅で簡単】腰痛に対するストレッチを写真を使って解説!

和式と洋式の生活どちらが良いか?


結論から伝えると、洋式の生活がオススメになります。

和式の生活は、主に床の上で正座やあぐら、床に布団を敷き、トイレもしゃがみ込む姿勢を取ります。

洋式の生活は、椅子を使用した生活が中心になります。

なぜ洋式の生活がオススメなのか、

その理由は、

ポイント

  • 正座は膝への負担が増える
  • あぐらは猫背になりやすく腰に負担がかかる
  • 膝が悪いと横座りになり片方の腰に負担が増える


以上の理由から、洋式の生活がオススメなわけです。

佐藤

つまり、和式の生活は膝や腰に負担がかかりやすいということだよ!


腰痛持ちの楽な歩き方は?

結論を先に伝えますと、腰椎の前弯を保って歩くことです。


楽な歩き方になるかは個人差がありますが、ポイントを紹介します。

ポイント

  1. まっすぐ前を向きあごを軽く引く
  2. 肩の力を抜く
  3. 胸を張りお腹に力を入れる
  4. 猫背にならない
  5. かかとから着地する


以上の5つが歩くときのポイントになります。


このイラストのように歩ければ理想なのですが、実際は加齢により腰が曲がっていると難しいのが現状です。

佐藤

自分の腰の状態で、出来るところだけでも取り入れてみてください!


階段を安全に上り下りするには?

腰痛や坐骨神経痛で足にまで痛みがあると、階段の上り下りは大変です。

結論を先に伝えると、一段ずつ足を揃えながら上り下りすることです。

上りのポイント

痛みがない方の足から上り、一段ずつ両足を揃えて上る。


下りる時のポイント

痛みがある方の足から下りて、一段ずつ両足を揃えていく。


なぜ上記のように上り下りを行うかというと、左右どちらかの腰が痛かったり、足に痛みがあると筋肉がうまく働かず膝が「カクンッ」と膝折れを起こす危険性があるからです。

佐藤

この上り下りの方法は、腰痛だけでなく足を骨折された方や、脳卒中での半身不随の方も同じく指導しているよ!一番安全な方法です。


痛みが強い時は、エレベーター等があるならそちらを使いましょう。


入浴方法が知りたい

入浴は腰痛を軽減するさまざまな効果が期待できるので、入らないのはもったいない!

効果としては、

  1. 全身の血流が促される
  2. 筋肉がほぐれる
  3. リラックス効果


以上の3つの効果により、痛みが軽減し易い状態になります。

入浴に際してのポイントとしては、

ポイント

  1. 15分以上温まる
  2. 浴室は温める
  3. 前かがみで物をとらない
  4. シャンプーや石鹸等はかがまなくても良い距離においておく


以上です。

佐藤

15分入れる温度は人それぞれですからお好みの温度で。少しぬる目がオススメです。

それでは温まれないじゃん!熱いお湯が好きなんだけどダメなの?

佐藤

熱いお湯だとリラックス効果が得られにくくなります(交感神経優位)。熱いお湯が好きな人も気持ち温度を下げてもらえればと思います。ちなみに半身浴でも効果は十分にありますよ!


また浴室は温めておきまよう。

寒いと筋肉が硬直したり、血管も収縮してしまいます。

そうなると痛みを招きやすくなりますし、ヒートショックも心配ですね。

心臓にも負担をかけますので是非とも浴室は温めておきましょう。


まとめ:日常生活で気をつけること

いかがだったでしょうか?

今回は腰痛の方が、日常生活で気をつける点について解説していきました。

体調を崩されたり、怪我をすると安静にしていれば治ると考えている方も少なくないと思います。

安静にしすぎると、

  1. 筋肉がかたくなる
  2. 関節が固くなる
  3. 腰椎周辺の血流が不足する


以上のことが起こりえます。

痛みが強すぎて動けない時は安静が必要ですが、少しずつ痛みが和らいだら、少しでも動くようにしていきましょう。

また生活様式も「和式」の生活よりは「洋式」の生活が腰には優しい生活になります。

一度に生活を変えることは難しいですが、少しずつ腰に優しい生活を取り入れて貰えればと思います。

佐藤

日常生活で注意する点は徐々に追加していきますよ!普段の生活で気になることがあれば、問い合わせホームから質問していただければ嬉しいです!可能な範囲で記事を追加していきます。


今回はこのへんで失礼します。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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